オススメの楽譜、というよりは好きな作曲家さんのお話です。
ウィリアム・ギロック先生
私は勝手に師匠と呼ばせていただいております。
初・中級位までの曲、教育用の曲を沢山お作りになった方です。
どの曲も夢と愛にあふれ、とても素敵な曲ばかりです。
もともとクラッシックというよりJazzの方で、ジャズのエッセンスがそこかしこに散りばめられています。
とてもシンプルなのにおしゃれで、美しい。
いいえ、シンプルだから美しいのでしょう。
そして弾きやすいのです。
でも簡単そうには聴こえない。
指使いの意味を考えるのにもいいです。
子供にも弾きやすいのですが、大人の心にも優しくよりそってくれます。
私が子供の時、ギロック先生の存在は知りませんでした。
大学を卒業してからですね、存在を知ったのは。
お亡くなりになってからでしたが。
もし子供のころに知っていたら、もし弾く機会に恵まれていたなら、今とは違う感性が育まれていたのではないでしょうか。
かなり惜しい気がします。
生徒さんに弾いてもらう曲を考える時には趣味の押し付けにならないように気を付けていますが、いい曲は共有したいとは思います。
なので発表会はギロック先生の曲が数多く登場します。
いいことなのか、どうなのか悩むところですが、弾いてくれた人皆さんの琴線には触れているようでした。
ギロック先生に限らず、まだ知らない、素敵な曲が数多くあると思います。
それを見つけていくことも大事な勉強の一部です。
みんなが音楽の世界でおもいっきり冒険したり夢見たり出来るように、もっともっと頑張っていきます。