昨晩ある男の子の生徒さんのお母さまから連絡がありました。学校の行事で右手を骨折してしまいました、と。
こんな場合でもレッスンはお休みにせず、来てもらっています。出来ることは沢山あるのです。利き手を怪我したらなおのこと。利き手が使えないのですから、日常でも暫くは利き手と反対の手を使って生活する必要があります。
長い人生、怪我を一つもせずに過ごすことはほぼ無理ではないかと。なので、これはいい機会になります。両手で弾けなくても、片手でじっくり練習できます。更に、得意でない方の手を少しでも上手く使えるようにする助けにもなります。
怪我はしない方がいいのです。しない方が絶対にいいのですが、特に利き手を怪我すると、よくやった、でかした、と、この教室では褒められてしまうのです。
利き手ではない方を怪我しても出来ることは沢山あります。基本的に、出来ることを探して、出来ることを丁寧にする、がスタンスです。
怪我をしてピアノが弾けなくなると困るからサッカー以外の球技はやらない、というのはあまりいいことではありません。
楽しいこと、面白いことはピアノに限らず沢山あります。沢山の経験をすることも豊かな、楽しい人生を送る為には大事なことです。経験して初めて知ることもあります。(反射神経も養ってほしいですね)そして沢山の経験が深い音色になるのです。
レッスンで待っていますね。何からしましょう、4楽しみにしていますよ(笑)。でも早く治して下さいね。
それにしても、今年は周りで沢山の人が骨折しています。何があったのでしょうか?気をつけましょうね。