始め良ければすべてよし。
始めは肝心です。
どうぞしっかり準備をしてから弾き始めて下さい。
そして、一番初めの音は間違えずに弾ける唯一の場所なんです。
でも...間違えてしまう人、結構います。レッスンで。
間違えずに弾けるはずの所なので間違えてはいけないのです。
始めがグダグダだと、聴く人はとてもハラハラするし、聴く気が無くなってしまうかもしれません。
なんとなく鍵盤に置いてさっと弾き始めるのでなく、少しだけでも音、鍵盤、テンポを確認してから弾き始めて下さい。
とはいうものの、出だしの音はとても難しいのです。
流れをそこから作っていかなければならないので、体も心も硬くなりがち。
やっぱり大切なのは呼吸。
音楽を始めの音からではなく、音を出す前から始まっている気持ちで弾いて下さい。
音にするのはたまたまその音から、というだけでそのまえから音楽が始まっている。
そう思うだけで音が音楽が変ります。
演奏者も、聴く人もみんなが楽しめたら素敵です。