弾きたい曲があり、選ぶまでもなく、一つの出版社からしか出ていなければそれを購入するしかないのですが、いくつかの出版社から出ていた場合、困りますね。
特にブルグミュラー25の練習曲は沢山出ていて正直困っています。
いくつかの楽譜を比べる時は是非解説の所を読んでみて下さい。
どんな目的で、何を大事にして編集されたのかが分かると少し選びやすくなります。
音楽が大きく変わるわけではありませんが、ニュアンス等は少し変わってくると思います。
しっくりくるものを選べると思います。
私もブルグミュラーに関してはこれ、と決めている訳ではありません。
生徒さんに何を身に着けて欲しいか、その都度選んでいます。
ハノンは、めったに使いませんが、大人の方に使っていただく時は一択です。
ですが、子供の生徒さんには色々出ていますので、これも少し迷います。
でも、ハノンは指の練習よりもスケールとカデンツを重視です。
全ての調性を練習出来ると調性感が養われていいと思います。
本音を言えば、レッスンではなく自分で練習しておいてほしいかな...
その他の曲も複数出ている場合は見やすいもので選んでもいいと思います。
本格的にピアノを学びたい方は、少し高いのですが海外の出版社を是非。
でも、日本の出版社も頑張っていると思いますよ。
昔、有名作曲家の初期の頃の楽譜が欲しくて探し歩いたことがあります。
今のようにインターネットは発達していなかったので、そればそれは大変でした。
でも見つけた時の喜びはもう...
今も大事に楽譜棚にしまってあります。
お店に行って楽譜を探すのは、本屋さんへ行くようなもので、思ってもみなかった素敵な楽譜との出会いがあることも。
便利になったことはとても助かりますが、やはりお店に出向いて購入することもまた楽しみです。