全音音階


こども向けの楽典のワークでは音階が3種類、として説明されていることがよくあります。
長音階、短音階、半音階。
長音階と短音階には始まりの音と終わりの音が明確にありますが、半音階にはありません。
どこから始まってもいいですし、何処で終わってもいいのです。
とはいえ、適当に使うと曲が崩壊してしむので、ルールみたいなものはありますが。

でもあともう一つ加えて欲しい音階があります。
それは全音音階。
その名の通り音と音の間が全て全音になるのです。
例えばドから始めると、次はレ、ミとなりますが、その次は♯ファ。
その次が♯ソ、♯ラ、でその次はド、と並びます。

これ、弾いてみて下さい。
とても不思議な感じのする音の並びなのです。
違う世界に入り込んだような音。
バロックや古典の時代にはない響きです。
この全音の使い方、特に近現代でいい味を出してくれます。
音の並べ方次第で沢山の表情を見せてくれる音、音楽、深い楽しみがたまりません。


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