基本の三和音にはあと二種類の和音があります。
短三度の上に短三度が乗っている減三和音、dim、ディミニッシュ。
そして長三度の上に長三度が乗っている増三和音、aug、オーグメントです。
あくまで私個人が持っているイメージにはなりますが、長三和音は明るい、よくある響き、短三和音は暗い、悲しげ。
減三和音は黒い。増三和音は不思議な雰囲気をもっている。
少し音を変えただけでこんなに色が変化するのは不思議です。
音楽以前に音にはもともとパワーがあるのだと感じます。
クラシックの基本である和声、和音とコードネームは本来一緒に考えてはいけないのかもしれませんが、その和音の持つ色はコードネームの性格で説明出来ることがあるので、レッスンではいつも一緒に説明しています。
音の力、面白さ、どこまで伝わっているか心配ではありますが、話をしている時間はみな目がキラキラしているのできっと伝わっていますね。