音楽には力があります。
力というか、影響力でもいいかもしれません。
このことはみなさん、よくご存じだと思います。
聴く人の心を癒したり、慰めたり、勇気をくれたり。
そんな音楽に日々助けられていると思います。
今私が弾いている曲は(バッハ以外で)、どこまでも美しく、そしてどこまでも悲しい、そんな曲。
感じ方は人それぞれですが、私にはそう感じる曲です。
とても好きな曲なのですが、困った事が起きました。
パワーが出てこないのです。
弾き手が曲に影響され過ぎるのはいかがなものかとは思うのですが、今、ピアノに向かっていなくても頭の中でその曲がずっと流れてしまい、ずっと聴いているのと同じような状況なのです。
その美しく悲しい曲が私の活力を眠らせてしまいました。
本当に悲しいことが起きてしまった時にはストレスの軽減に役立つでしょう。
でも、今はそんな状況ではないので、ちょっと困っています。
力を出したい、頑張りたい事があるのです。
力を取り去られました。
こんなこと、以前はなかったのに...
数曲、前を向いて頑張りたくなるような曲を弾いた方がいいのかもしれません。
状況別に助けとなる曲を見つけておくのもいいのかもしれないですね。
明日は練習の最後にパワフルな曲を弾いて気持ちを切り替えられるか試してみます。
音楽はホルモンの分泌までも促すそうです。
たった12音の組み合わせでそこまでのことが出来る。
やっぱり音楽は凄いです。、