グリッサンドglissandoとは鍵盤上を滑らせるようにして弾く奏法です。
指、というより指の横、二本指を使ったり、手首に近い所を使うかたもいらっしゃいます。
様々なテクニックを勉強できる「バーナムピアノテクニック」では早い段階で出てきます。
曲の中で出てくることはそう多くはないのですが、使うことそのものが楽しいという珍しいテクニックです。
ですが、このグリッサンドはちゃんと音を出すのが難しい。
特に小さなお子さん。
簡単そうに見えますが、音を出そうとしてつい力が入りがちになります。
そうすると音を出すことはおろか、痛くて鍵盤の上を滑らせることすら難しくなります。
これも力を抜くことが大事。
力を抜いて、鍵盤を深く使うようにせず、軽く、思い切って移動させるとわりと上手くいきます。
そういう私も皮膚が裂けて白い鍵盤を血に染めたことがあります。
...少し大袈裟に言いました。
でも練習は沢山しない方がいいです。