本日のレッスンでとても驚いたことがあります。
生徒さんの使っている楽譜と私が持っている楽譜、同じ曲なのに書いてあることがかなり違っていました。
音が違うのではなく、フレージングの違いです。
生徒さんの楽譜は長いスラーで大きなフレーズに。
私の楽譜は細かくスラーが使われています。
フレージングが変わると音楽が変わってしまいます。
更に問題なのはスラーが単に音楽のまとまり、フレーズのまとまりを表すだけでなく、指使いに影響してしまうこと。
繋げる必要があるところとないところ、どこで区切るかで弾きやすい指が変わります。
これは大きな問題です。
曲を弾くのに色々な楽譜を見ることはよく行っていましたが、あんなに違う内容になる曲は初めてです。(バッハを除く!!)
その方はもう一冊楽譜をお持ちということで次回、その楽譜も確認しながら進めることになりました。
作曲家の直筆譜を見るとよいのですが、なかなかそこまでは...
それにしても、何故あんなに違う楽譜になるのでしょうか。
伝言ゲームを見ているようでした。
いい勉強になりました。
信頼できる楽譜を選ぶ、難しいですね。