大事な事から書いてあります


さて、初めての曲を弾く時、どこから見ていますか?
始めの音から見る、という方が多いのではないのでしょうか。
でも、それは大事なところを飛ばして見ている事になります。

まず、曲名。
曲名のない曲もありますが、あればそのタイトルから曲のイメージを膨らませる事が出来ますね。
ソナタにしても、その曲がソナタ形式で書かれていることが分かります。
作曲者も大事なこと。
誰の書いた曲かで、その時代、その作曲者のカラーが想像できます。

そしてだいたい1小節目の上あたりに書いてあるのが、曲想や速度の指示。
これはすぐにその通りに弾けないかもしれませんが、曲のイメージをよりはっきりさせます。

まだ音まで辿りつきません(笑)
その次が5線にカッコのくくりがあるかどうか。
一番先頭です。
なければ2段を一度には弾けません。1段づつ弾きましょう。
カッコがあることを確認したらト音記号、ヘ音記号の確認です。
上段がト音記号、下段がへ音記号とは限りません。
必ず確認しましょう。

まだあります。
拍子と調の確認です。
その曲が何拍子なのか、調なのか、それを曖昧にするとかなりおかしなことになります。
とくに調の確認をしないと、とーーーーっても残念なことに😢

それらを確認してやっと音へ辿りつきます。

一人で譜読みが少し出来るようになる頃が一番注意のいる時です。
思い込みで弾いてしまっって折角練習したのに...ということが起きてしまいます。

楽譜はすみずみまでよく見て下さい。
音楽は音が鳴る前から始まっていますよ。
そして、何だか変だな、と感じたらその感を大事にしてください。
それはきっと合っています。多分楽譜と違うことを弾いてしまっていますから。
よーく見て下さいね、楽譜。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)